カブアンドとは?目論見書をもとに詳しく解説!
カブアンドは、前澤友作さんが立ち上げた新サービスで、サービス利用者が未公開株をもらえる日本初の取り組みです。このサービスは、企業の成長に貢献する「お客さん」が株主になることで、資本主義の恩恵を受けられる仕組みを作ることを目的としています。
サービス概要と目的
国民総株主の実現
前澤さんは、企業の成長を支えるお客さんにもその果実を享受してほしいという考えのもと、このサービスを立ち上げました。
未公開株を簡単に取得できる
通常、未公開株は創業者やベンチャーキャピタル(VC)など限られた人しか手にできません。しかし、カブアンドを利用すれば、未公開株を利用料に応じてもらえる仕組みです。
サービス対象
電気、ガス、モバイル通信、インターネット回線、ウォーターサーバー、ふるさと納税といった生活インフラが対象です。
仕組みを説明
サービス利用
カブアンドのサービスを利用し、利用料を支払います。
株引換券の取得
利用料に応じて「株引換券」がもらえます(例:月額1万円で50枚など)。
株引換券をクーポンに交換
株引換券は「クーポン(前払い残高)」として換算されます。
クーポンを株に払い込む
クーポンを用いて株を取得します。このプロセスには実際の現金は不要です。
株式の受け取り
最終的にカブアンドの「種類株式」を受け取ることができます。
種類株式の特徴
議決権がない
株主総会での投票権はありません。
残余財産分配権がない
会社が倒産しても、資産の分配は受けられません。
配当は受け取れる
成長した場合、配当を受け取ることは可能です。
上場時に普通株式に交換
会社が上場すれば、種類株式は普通株式に1:1で交換されます。
全部取得条項付き
会社が株を全て買い取る権利を持っていますが、通常は発動されないと考えられます。
具体例な説明
年間利用額のシミュレーション
電気(月1万円)、ガス(月5,000円)、ふるさと納税(10万円)を利用した場合、合計28万円の支出。
株引換券の付与
仮に1%の還元率なら、2万円分の株引換券がもらえる。
株式取得の計算
1株5円で換算すると、約4,000株を取得できる。
スケジュールの流れ
- 株式交換申し込み期間:2025年5月2日~5月23日
リスクとリターン
リターンの可能性
例:株価上昇シナリオ
仮に株価が10倍に成長した場合、2万円分の株は20万円に。
ただし、大きな利益を得るには時間がかかる可能性があります。
主なリスク
上場できない可能性
会社が成長しなければ株の価値が上がらない。
種類株式の制約
配当は受け取れるが、議決権や倒産時の分配権はない。
株価の希薄化
増資が繰り返されることで、1株あたりの価値が下がる可能性があります。
切り替えの手間
サービスをカブアンドに切り替える手間がかかる点を考慮する必要があります。
どんな人に向いている?
前澤さんのビジョンに共感し、成長性に賭けたい人
新しい取り組みを面白いと感じる人
向いていない人
短期的な利益を期待する人
億万長者を目指すという人
まとめ
カブアンドは、生活インフラを利用するだけで株主になれる新しい仕組みです。上場する未来を楽しみながら、リスクを理解して利用するのがポイントです。国民総株主の実現というビジョンの中で、誰もが資本主義社会に参加しやすくなる画期的な試みとして注目されています。
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