この動画では、アニメ『ドラゴンボール』や『忍たま乱太郎』、そして海外ドラマ『フルハウス』の声優たちが語る貴重なエピソードが紹介されています。特にドラゴンボールのベジータ役である堀川りょうさんと、孫悟空役の野沢雅子さんが役作りや名シーンの裏話について語る場面は印象的です。

　

堀川さんは「ベジータ」のキャラクター性が固まったのは、重力室での自己鍛錬シーンだったと語ります。ここで「宇宙一の男になる」というセリフを言いながら演じたことで、ベジータの強い自我や闘志が明確に感じられ、キャラクターの方向性が見えたのだそうです。

ベジータを「演じる」のではなく「自分がベジータそのもの」と考えてアフレコするようになり、キャラクターに没入してからはスムーズに演じられるようになったとのこと。さらに「スーパーサイヤ人」に覚醒する場面では、キャラクターとしての自己信念を表現するために「自分自身もそう信じて演じることが大切」と振り返りました。

　

野沢雅子さんと堀川さんの息を合わせた合体シーン（「フュージョン」）の収録では、アフレコ中に二人が完全に呼吸を合わせて演技をしていたと回想します。この時、二人は悟空とベジータの雰囲気を感じ取りながら演じたため、自然に同調し、演じながら鳥肌が立つほどの一体感を感じたそうです。

野沢さんも役に深く感情移入し、時にはアフレコ以外の場面でも役として感情が入りすぎてしまうことがあったと語られました。

　

忍たま乱太郎の三人組のキャラクターにおいて、声優陣が演じるキャラと似た性格であると感じているエピソードが披露されました。例えば、南央美さんが演じるキャラクターは面倒見の良い性格で、アフレコ現場でもまさにそのままのようにみんなの面倒を見る役割をしていると話しました。

また、90年代に大ヒットした海外ドラマ『フルハウス』の吹き替え声優陣の豪華さについても言及され、キャストがサンフランシスコに旅行に行った際のハプニングもシェアされています。旅先で体調を崩し、帰りの飛行機で耳抜きができなくなってしまった堀内さんのエピソードには、他の声優たちも笑いを堪えきれない場面がありました。

　

この動画では、声優陣のキャラクターや作品への深い愛情とともに、裏話から声優としての役への向き合い方が伺える貴重なシーンが多く、ファンにとって見応えのある内容となっています。

　

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