2024年衆院選での与党の大敗を受け、今後の日本の政権運営が大きな注目を集めています。この動画では、なぜ自民・公明連立が過半数割れに至ったか、その背景と今後の政権運営の見通しについて解説されていました。
自民・公明の敗因と背景
不祥事と信頼の失墜
自民党は「裏金問題」や「2000万円問題」、旧統一教会との関係が続く中、特に石破首相が強引に総選挙を行ったことも反感を買ったとされます。経済政策にも期待が持てず、支持層の一部が他党に流れてしまいました。
石破のリーダーシップと政策批判
石破首相は経済政策において「緊縮財政」や「増税」に言及する姿勢が見え、経済的に保守的な層から支持を失ったことも影響。彼が自民党内で「左寄り」とみなされる点も、保守層が日本保守党や賛成党、国民民主などへ支持を移す要因となりました。
公明党の支持基盤の弱体化
創価学会や公明党は旧統一教会の問題や信仰宗教の不祥事によって信頼が揺らぎ、また石井啓一代表が選挙区で落選するという異例の事態も発生しました。学会の動員力低下や信仰への不安から、公明党への支持離れが進んだとみられます。
野党の躍進の理由
立憲民主党の戦略的アプローチ
立憲民主党が右寄りの野田をトップに据えたことで、野党がまとまりやすい体制となりました。これにより反自民層や無党派層が、野田への期待から立憲に投票したと分析されます。
高齢層へのメディアの影響
テレビメディアが自民党批判や立憲民主党のイメージ向上に働きかけたことで、高齢層の多くが立憲民主を支持しました。反対に若者層は国民民主や令和新選組へと流れ、ネットでのイメージ戦略が功を奏しました。
今後の政権運営と連立の行方
自民党と国民民主の連立は非現実的
国民民主党は独自の路線を重視し、「是々非々」の姿勢で政策協力は考えられるものの、自民党との連立には慎重で、支持者の離脱を懸念しています。
維新との連立可能性
維新も独立路線を崩さないため、連立の可能性は低いものの、政策協力は部分的に行う可能性が示唆されています。
立憲民主との「ジョーク」的連立話
自民と立憲民主の連立話がジョークのように語られているものの、実現可能性はほぼなく、野田佳彦は次期総理を狙って周到に準備している状況です。
石破首相の去就
石破首相の辞任については現時点では意欲を示しておらず、自民党内からの強い反発がない限り、政権を続ける意向とされています。連立与党が少数与党となる中、石破首相は国民民主や維新と政策協力を模索するなど、不安定な政権運営が続く見通しです。
まとめとして、石破首相は少数与党としての立場を強いられつつも、自民党内外からの支持を失わないために、政策協力などを駆使した柔軟な対応が今後の課題となるでしょう。
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