昔は虫の声が夜になると家の周りでよく聞こえていた。しかし、家やビルが増えて虫の住処が減り、虫の音も聞こえなくなってしまった。のび太はタイムマシンで30年前に行き、たくさんの虫を捕まえようとする。しかし、虫を無理に捕まえるのではなく、虫を傷つけないよう気を付けることが大切だと気づく。結局のび太は虫を集めずに終わり、道具を使って擬似的な虫の音を出すが、本物の虫の声には劣ることを学ぶ。虫の自然な生態を尊重し、無理に侵すべきではないという教訓が描かれている。

　

このエピソードのおすすめポイントは、以下の2点！

　

最初は虫を取り集めて音楽会を開こうとしていたのび太でしたが、ドラえもんの助言で虫を傷つけないよう気を付けるようになります。虫の自然な生態を尊重する大切さに気

づく成長ぶり。

　

　

道具を使った擬似的な虫の音と、本物の虫の声では全く違う素晴らしさがあることが描かれています。人工的なものには決して真似のできない自然の賜物の素晴らしさが感じられる良い対比になっている。

　

自然を大切にし、命あるものを尊重する心が育つエピソードなので、子供たちに見せたい良作。