このライブは、選挙後の政局に関する解説と、今後の各党の動きについて細かく予測しています。自公連立が過半数割れとなった結果、各党がどう動くか、そして政権の組み方が今後どのように変化する可能性があるかについて髙橋洋一が持論を展開。以下に、ライブのポイントをより詳細にまとめました。
1. 自公連立の状況と議席数の予測
今回の選挙で、自公連立は合わせて215議席(自民党190、公明党25)にとどまり、衆議院の過半数(233議席)を割ってしまいました。このため、与党が政権を維持するには他の政党からの協力が必要な状況となっています。
一方、野党の主要な党(立憲民主党、維新の会、国民民主党など)は合わせて250議席に達しており、もし野党側が一致して連携を組めば、新たに首相を選出し、非自公政権を形成できる可能性があります。髙橋洋一は、この250議席が結束するかどうかが今後の政局のカギだと強調しています。
2. 非自公政権のシナリオと難題
野党250議席による「非自公政権」が実現するためには、まず立憲民主党、維新の会、国民民主党などが連携し、首相候補を1人にまとめる必要があります。しかし、それぞれの党の方針や政策に温度差があるため、結束が難しいと考えられています。また、共産党やれいわ新選組を含めるか除外するかで野党内に亀裂が生じる可能性もあり、この点が最大の難関です。
- 共産党・れいわ問題:この2党を含めて250議席にするか、共産党とれいわを除外しても233議席を超えるかがポイントです。配信者によれば、現実的には共産党やれいわを含めない形で野党が結束する方向が現実的だろうとのこと。
3. 大連立と部分連合の可能性
もし非自公政権の結成が難しい場合、「大連立」や「部分連合」の可能性が浮上します。大連立案とは、自民党が立憲民主党と連立を組むもので、配信者によれば、これは石破茂議員を中心とする自民党内の一部グループと、立憲民主党の一部で進められる可能性があるとのことです。
大連立の条件と現実性:配信者は、自民党内でも反発が予想されるため、大連立の成功は不確実だと見ています。とはいえ、石破茂氏が党内で求心力を持てば、大連立への流れを加速させる可能性もあります。
- 部分連合の具体例:大連立が成立しない場合、与党が維新の会や国民民主党といった比較的協力しやすい野党と部分連合を組む可能性が指摘されています。ここで名前が挙がっているのが、維新の馬場伸幸代表や、国民民主党の玉木雄一郎代表で、この2人が要職に就く形で連携が成立するのではないかと予測しています。
4. 数字的な駆け引きと「キャスティングボート」
過半数確保のための具体的数字:現時点で自公連立は過半数まで18議席不足しています。自民党が維新や国民民主党、賛成党などから18議席を取り込むことができれば、かろうじて過半数に届き、政権を維持する可能性が見えてきます。
- キャスティングボートを握る党:特に維新(現有27議席)、国民民主党(現有6議席)が与党から大きな働きかけを受けると考えられており、この両党がどの連携案を支持するかが焦点となります。賛成党など小政党の動きも重要ですが、維新と国民民主党が最も影響力を持つと予想されています。
5. スケジュールと今後の展望
憲法の規定により、特別国会は11月26日までに召集される予定です。配信者は「11月7日の臨時国会は難しい」としており、特別国会で議席の確保ができるかどうかがカギとなります。また、特別国会の場で非自公政権が結成されない場合でも、大連立や部分連合といった連携案を早急に固める必要があるとしています。
まとめ
215議席の自公連立にとって、野党250議席が結束するかが最初の関門
大連立案では自民党と立憲民主党の連携が焦点だが、内部反発があり実現は不透明
部分連合が有力な代替案として浮上し、維新や国民民主党の動向が重要なキャスティングボートに
11月26日までの特別国会での過半数確保が、今後の政権維持に向けたカギ
こうした複雑な計算と連携が、今後の政局を左右する重要な要素となっているというのが配信者の見解です。
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