大分県別府市で発生した引き逃げ事件で指名手配中の八田與一容疑者（28歳）について、警察が新たな手配動画を公開しました。この事件では、すでに7000件に迫る情報提供が集まっているものの、容疑者の行方は不明のままです。

　

　

この事件は昨年、別府市の交差点で大学生2人がバイクで信号待ちをしていた際に発生。八田容疑者が後方からバイクに追突し、1人が死亡、もう1人が負傷しました。警察は2023年9月に八田容疑者を「重要指名手配」として全国に通達し、以降、彼の行方を追い続けています。

　

事件発生から2年が経過し、これまでに約7000件の目撃情報が寄せられました。特に関東エリアでの目撃情報が最も多く、約2489件にのぼります。しかし、確保には至っておらず、警察は新たに八田容疑者の顔写真とともに呼びかけ動画を公開して、情報提供を求め続けています。

　

　

過去の逃亡者の中には自転車で移動したり、山中にテントを張って隠れ続けたケースもあり、八田容疑者も同様に身元が割れるリスクを避けて全国を転々としている可能性があるとみられています。警察は全国各地での目撃情報を精査し、足取りを追跡しています。

　

警察は八田容疑者が土地勘のある場所や頻繁に通っていた場所などに重点を置き、全国で張り込みを行うなどして容疑者確保に向けた捜査を続けています。

　

警察と遺族は、全国の市民に対して「この顔を見たら、すぐに通報を」というメッセージを発信し続けています。遺族は早期逮捕を強く望んでおり、警察は情報提供を呼びかけつつ、引き逃げ事件の解決と容疑者の出頭を期待しています。

　

　

　

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