*保育士試験（実技）の変更点について（令和7年）**

　

令和7年の保育士試験（実技）に関する変更点が発表されました。特に「言語」分野の難易度が上がることが注目されています。

　

例年通り、課題曲が変更されました。今年の曲は「ハッピーバースデー」と「証城寺のたぬきばやし」です。また、これまで使用可能だったアコーディオンが不可となりましたが、実際にアコーディオンを使う受験者は少なかったため、大きな影響はないと考えられます。

　

これまでは「桃太郎」「おむすびころりん」「三匹の子豚」「三匹のヤギのがらがらどん」の中から1つを選んで練習し、本番で披露する方式でした。しかし、令和7年からは「三匹のヤギのがらがらどん」が除外され、残る3つの話の中から試験当日に指定されたものを披露する形式に変更されます。そのため、3つすべてを暗記し、素話（紙芝居や本を使わず話すこと）できるよう準備が必要になり、難易度が上がったと言えます。

　

保育士の実技試験は「音楽」「造形」「言語」の3分野のうち2つを選ぶ必要があります。言語の負担が増えたことで、どの分野を選択するか悩む受験者が増えるかもしれません。

　

動画の配信者は筆記試験対策も行っており、令和7年4月の試験に向けた学習計画を発表しました。1月～2月に過去問解説、3月に「保育所保育指針」や「児童福祉法」などの生放送を予定しています。4月には「教育基本法」「学校教育法」などの直前対策が行われます。また、試験後には受験者同士で労う「打ち上げ放送」も予定されています。

　

令和7年前期試験の申し込み締め切りは、オンライン申請が1月29日（水）17時まで、郵送の場合は当日消印有効です。受験予定者は、一般社団法人全国保育士養成協議会のホームページを確認し、申し込みを忘れないようにしましょう。

　

令和7年の実技試験は、特に言語分野の難易度が上がるため、十分な準備が必要になります。試験まで約100日、早めの対策が重要です。