25歳の大空は、若さを前面に出し「自民党にとって信頼回復のための若手候補」として、教育や福祉、社会保障など幅広い政策を掲げます。自身は「金の問題に全く関与していない」と強調し、党の刷新力をアピールしています。

　

4月の補選で当選した酒井は、地元での活動実績と「クリーンな政治」をアピール。不祥事が相次いだ自民党候補に対して「真摯な姿勢」を訴え、6年間の実績を生かして政治不信の払拭に取り組みたいとしています。

　

前回の補選でも善戦した須藤は、自転車で選挙区を回り、低所得・中間層が負担を強いられる現状を改善することを訴えます。無所属の立場から「政党政治を超えた新しい政治の枠組み」を構築したいと意欲を示しています。

　

共産党の小堤は、安保法制をめぐる立憲民主党との共闘が崩れたことを受け、独自に立候補。貧困や低賃金に苦しむ若者を代表して「最低賃金1500円の実現」や「週35時間労働制の導入」など労働政策を強く訴えています。

　

元維新の会の金沢は、既存政党政治に対する不信から無所属での出馬を決意。税金の使い道を透明にし、一円単位で領収書を公開する政治資金制度改革を掲げ、政治の透明性を訴えています。

　

政治と金の問題を抱える東京15区では、若手からベテランまで、多彩な候補者がそれぞれの視点で「クリーンな政治」を掲げて争う注目の選挙戦です。候補者のバックグラウンドや個性が色濃く現れ、有権者にとっても判断が難しい選挙となっています。短期間で2度の選挙が行われる異例の事態で、各候補がどのように信頼を勝ち取るのか、その戦略と訴えに注目です。

　

　

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